キャンパスブログ

4月5日に入学式を終えたばかりの看護学科1年生は、国際医療福祉大学・高邦会グループの研修施設である湯布院セミナーハウスで宿泊研修を行いました。この研修は、自己及び他者理解を深め、看護師をめざす仲間としての意識を高めることを目的としています。
始めにリラクゼーション目的で眼を閉じてやさしい音楽に合わせながら首や肩をゆっくりと動かし、自分自身の体に関心を持ってもらいます。また、グループ以外の学生との自己紹介やグループ内での自己・他者紹介をした後の、グループ対抗風船バレーでは一段とお互いの距離が近くなったようです。

次にブラインドウォークで施設周辺の散策をしました。2～3人でグループをつくり、目隠しをした仲間を目的地まで声で誘導をします。声での誘導などから相手との信頼関係の必要性や、わかりやすく伝えることの難しさを実感したようです。ここでの経験がこの後の看護に生かせるよう、体験の振返りを行いました。

夕食はみんなで鍋を囲んで意気投合！静かな空間での火を使わないキャンドルの集いから、グループ毎の出し物をしました。出し物では手品が得意な学生がハンカチから鳩を4羽出すという、イリュージョンのようなものもありました。

翌日はグループ毎に1日目の振返りと発表、また私探しをしました。自分自身が知っている私と他者から見える私を知ることができました。

出会って1週間ほどしか経過していない中での研修でしたが、コミュニケーションを苦手としていた人が話すことが楽しく思えたり、皆と食事をすることでご飯を美味しく感じることができたりと、日常生活では何気なく行っていたことに気づける研修となりました。お互いを思いやり、相手の痛みが自分のことのように感じとれる人に1歩1歩成長していくことを願っています。

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